電力自由化から4ヶ月。夏本番だが、切り替え件数は鈍化

電力自由化から4ヶ月。夏本番だが、切り替え件数は鈍化

電力自由化から4ヶ月が経過しました。電力広域的運営推進機関は8月10日に7月末までの切り替え件数を公表しました。7月に入り暑さを増し、電気代を気にして切り替えが進むと予想されましたが、実際は4月以降で最も少ない件数になりました。


電力自由化から4ヶ月が経過

7月末の時点で電力自由化から4ヶ月が経過しました。8月10日に電力広域的運営推進機関は7月末時点での切り替え件数を公表しました。累計の切り替え件数は約147万件で、全世帯に占める割合は約2.4%です。147万件という数字を見ると盛り上がっているようにも感じますが、7月単月で見ると鈍化しており関心が薄れてきているとも捉えられます。

7月の切り替え件数は4月以降最低

個人的には7月に入り、切り替え件数は増えると予想していましたが、結果は過去最低の数字になりました。単月ごとに切り替え件数を見ると、4月は約31万件、5月は約22万件、6月は約23万件でした。7月は約21万件となっています。

どうして鈍化したのか?

個人的にはエアコンの使用が増えて電気代を気にし始める家庭が増え、関心が高まると予想していました。電力会社も夏に向けてPRをしていたので尚更です。しかし結果は、鈍化でした。鈍化した理由としては、関心が薄れていると考えるのが自然かもしれません。また、システム障害も多少影響していると考えられます。

会社ごとに明暗がはっきり

電力自由化で切り替えが進んでいるのは関東圏と関西圏です。この2つで全体の8割以上を占めています。その中で好調な会社が東京ガスと大阪ガスです。東京ガスは既に40万件を獲得していて、年度目標に設定していた数字を前倒しで達成しています。大阪ガスも約15万件を獲得し年度目標の20万件まで後少しです。

関東圏の切り替え件数は約87万件、関西圏の切り替え件数は約30万件なので、両社がそれぞれ半分くらいのシェアを取っていることがわかります。

対面営業が成功?

両社の強みになっているのが対面営業だと言われています。定期的にガスの契約家庭を訪問したりトラブルの際に駆けつけたりと何かと接点が多いです。その際に、電力プランについても説明ができ顧客の理解が深まっていると考えられています。

電力自由化の問題点として、プランが複雑でわかりにくいことが挙げられています。調べる手間が面倒でなかなか検討まで行かないのが実情です。そうした状況下で面と向かって説明できるのは大きなメリットだと言えます。

今後も鈍化傾向が続く?

7月の切り替え件数が鈍化したことを考えると、8月以降も電力会社にとっては厳しい状況になることが予想されます。東京ガスや大阪ガス以外にも、ENEOSでんきや東急パワーサプライなど比較的堅調に件数を伸ばしている会社もあるため、各社の消費者への訴求方法の工夫が求められているのかもしれません。

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