森林伐採が進むと地球温暖化も進む?

森林伐採が進むと地球温暖化も進む?

日本は国土の3分の2が森林に覆われた国ですが、世界では森林伐採が毎日のように行われています。そのペースは深刻で、毎年日本の面積の3分の2相当の森林がなくなっています。森林がなくなることによる影響は大きく、洪水や崖崩れなどの災害が起きやすくなり、地球温暖化にも影響を与えると言われています。


森林伐採の現状

森林伐採は商業的な目的のために行われます。私たちが使っている製品の多くが木材を原料にしており、生活に欠かせない素材だからです。もちろん森林を保護しながら計画的に森林伐採を行っているケースも多いですが、違法な森林伐採も数多く存在します。日本は木材のほとんどを輸入しており、無視できる問題ではありません。

森林伐採の量は深刻で毎年日本の面積の3分の2相当の森林がなくなっています。このままのペースで森林伐採を続けていくと、100年以内に地球から森林がなくなると言われています。

森林破壊による影響

森林には大事な役割がいくつもあります。代表的なものが水源涵養と呼ばれるものです。これは雨水を土壌に蓄えて河川へ流れ込む水量を平準化してくれる機能です。また土砂災害を防ぐ役割もあります。樹木や草が地面を覆い、根が土壌を押さえる役割をしてくれています。

森林がなくなることで、洪水や土砂災害が起きやすくなると言われています。

森林伐採により地球温暖化も進む?

気象庁のホームページによると、森林が減少することで二酸化炭素の吸収量が減り、大気中の二酸化炭素が増えているとあります。どうやらその影響が10%程度あるようです。しかし、必ずしも森林の現象により二酸化炭素の吸収量が減るとは限らないようです。

植物の葉は昼間に太陽の光を利用して光合成を行い、CO2を吸収します。一方、植物の葉・枝・幹・根は昼も夜も呼吸を行い、CO2を放出します。また、土壌の中に棲む微生物は、落ち葉などの有機物を分解することにより、昼も夜もCO2を放出します。森林はCO2をたくさん吸収すると同時にたくさん放出するため、それらの差し引きである正味のCO2吸収量を正確に求めるのは大変難しいことです。正味の吸収量は、日射量・気温・降水量といった気象条件、大気中のCO2濃度、樹木の種類や年齢などによって増えたり減ったりする量なので、世界の森林面積が減ったからといって、世界の植物によるCO2吸収量も減るとは限らないのです。

植物は二酸化炭素を吸収もするし排出もするため、正確な吸収量を求めるのは非常に難しいようです。大気中の二酸化炭素は増えていると言われていますが、それによって森林による吸収量が増えているかどうかも未解明の部分が多いようです。

森林を守るための対策

私たちができることは小さなことですが、できることは多いです。割り箸を使わない、紙の消費量を減らす、リサイクル・リユースを徹底するなどしていく必要があります。また、なるべく国産材の製品を使うことが重要です。日本の森林の多くは管理が行き届いておらず、国産材を使うことは森林の保護に役立つと言われています。

まとめ

世界では森林伐採が続いています。日本は豊富な森林があり放置されている場所が多いので、積極的に使うことが重要です。少し高いという難点がありますが、国産材のニーズが高まれば世界の森林伐採の減少に役立つことができます。普段から出来る小さなことから、製品選びまでこだわっていきたいですね。

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